マレーネ・ディートリッヒ
2015年10月20日
本日「上海特急」を鑑賞中。1932年ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督、マレーネ・ディートリッヒ主演。
スタンバーグは数ヶ月前に見た「暗黒街」に続いて二本目・30年代にしてこんなにの感性されているのかという印象。
ちなみにトーキー。
いやーマレーネ・ディートリッヒ。
さらっと見てしまうんですが。
年代を思い返すと、ありえないんだよなー、と。
映画の演技として突き抜けて完成されたものを見せてるんですよね。
そのせいか年代とかまったく気にしないで見れてしまう。すごい役者としての資質。アクターズスタジオ系のメソッドが普及する大分前だと思うんですが。
邦画で受けたその類のショックは1936年溝口大巨匠の「祇園の姉妹」における山田五十鈴さん。
見てない方は是非「祇園の姉妹」を。溝口巨匠と山田五十鈴さんの鮮烈な感性にやられること必至です。
で、マレーネディートリッヒ。
同時代の大女優というとグレタ・ガルボとほぼ同時代といっていいと思いますけど。
グレタはグレタでとてつもないエネルギーを秘めた素晴らしい女優さんですけどグレタガルボと比べてもマレーネ・ディートリッヒはほんとに映画女優として完成されているイメージなんですね。いや比較するなんてナンセンスってことはわかっとるんですが。
女優のタイプでいったらマレーネディートリッヒは山田五十鈴さんっていうより高峰秀子さん系ですかね。グレタガルボは日本人女優でたとえるなら間違いなく原節子さん。
簡単に言ってしまうと天才なんでしょうね。
ところロードス島戦記のディードリットはディートリッヒからきてるのだろうか。。