「火花」読んだ
2015年8月20日
レビュー的なやつは「映画を観た」の観想が多いので、このケースは珍しいかも。しかも売れているものを。
ちょっと今、作品あがるまで映画観たくないなーってのもありまして。
まあ、多分大嫌いなんだろうなーって予想しながら手に取りました。
が。
予想に反した。
魂の追求を感じた。
役者には友人知人多いんですが、芸人にはいなくて、その精神構造たるや自分にとって謎なのですが。
でも(少なくとも又吉さんは)「笑い」を通して人間を見つめ、理想を持ち、人生と向き合っているんすね。
飾らずに、目線は常に地べたから。そこがすごく好感持てます。売れてる人ですからね。。
多分登場人物の「神谷」が又吉さんの理想の芸人像なんだろうなーって。モデルはいるのかな。
まあ最初の数ページは妙につらいっす。小説であることを意識しているのか必死に言葉選んでいる感が。気のせい?読んだ人みんなそう?
自分、最初読んで、うわーってなってしばらく放置してました。
でも読み進めて慣れました。読むことに慣れたのか、文章がこなれてきたのかは分かりません。
何かを追求している人向けの一冊ではなかろか。ジャンルの違いなんて、どの入り口から入ったか、ってだけの違いなのかもしれませんね。
と、仕事中にこっそりアップするやつ