まだ途中ですがhuluにて視聴。
これにて戦後の小津作品は制覇！
初っ端の音楽からすばらしいです。まだ視聴途中なんで深くは語れないです。

自分は小津作品で一番好きなのは大映の「浮草」なんですが、秋日和は浮草の次の作品ですね。
浮草で大映のカメラマン・宮川一夫さんカメラが小津アングルにちょっと変化つけた印象だったんですけど、ちょっとそれを引き継いでいるところがある気がします。目線の位置とか。

小津監督が映画で表現しようとする事象のレンジはそんなに広くはないというか、家庭だったり結婚だったりかなり限定されているんですけど。
その中でも時代の変化、もっというと新しいもの、古いもの、変化するもの、変わらないというものを、ローアングルだけど意味的には俯瞰した感じで表現していると思いますね。

ところで小津監督は美の記号として原節子さんをチョイスしているわけですが、その後任には司葉子さんを考えてらしたんだろうか。

そうそう、小津映画って、会社内のシーンの秘書的な役どころに必ず美人を置くんですが秋日和の中のそのポジションの人がやけに岩下志麻さんぽいなあって思ったら。
岩下志麻さんでした。