シュトロハイム
2015年7月2日
違う、ジョジョの話ではないぃぃぃぃぃぃ!
エリッヒ・フォン・シュトロハイムのことである。
1885年生まれ。ウィキペディアでは~~映画史上特筆すべき異才であり、怪物的な芸術家であった。徹底したリアリズムで知られ、完全主義者・浪費家・暴君などと呼ばれた。~~と。
日本で言う溝口先生のような存在だったのでしょうか。
ええ、今日シュトロハイムの「グリード」を観ていまして。
1924年なので当然まだサイレントですがね、面白いんですわ。
サイレントで1924年でドラマが面白いと思えるんですからね。
新しいとは言いませんよ。でも古くないというか、普通にのめりこんで観れる。超面白い。やっぱ天才的だったんでしょうね。
モンタージュ的な手法や効果的なカットバック、ワンカットの中のカメラの移動の仕方など創意工夫がたくさん。
ってか気が付いていないところで色々な工夫があると思う。
サイレントなのにセットのベルがきちんと鳴るように設計していたり、役者には完全に台詞を言わせたりしてたらしいです。(ええ、ウィキペディア情報ですとも)
リアリティを作り出すのに本当に現実を作っているですね、可能な限り。
製作者ならそのすごさが分かると思うんですけど、見えないところは手を抜いてしまうものですよ。
例えば先日の3DCGなんかでも別アングルだとスカスカだったりしますからね。
これは勉強しなくてはいけません。リアリティを出すのに必要なことは、~っぽくすることではなく本当に作ることであると。
いやそれにしてもやっぱり人間模様が面白い。人間ドラマっすよ、面白いのは。
自分が次にやりたい映画の内容は人間の見栄と本音が葛藤するやつだ。
これに取り掛かれるのは今のCGの学校が終わってからになるだろうか。それともそれ自体を卒業制作とかでやってしまうか。(次回はまず無理)
ところでジョジョの荒木飛呂彦さんはやっぱりシュトロハイムとかも観てるんでしょうね