ジャン・ルノワール
2016年1月13日
巨匠ジャン・ルノワールの「ゲームの規則」観ました。
オクターブという役でまさかのルノワール本人出演。メインキャラクターの一人。
1939年という時代を感じさせない、いや嘘、感じることは感じるけど、鮮烈さでなぜか古く感じない作品。
ルノワールはこれで何本目か忘れましたけど、好きなんですよね。今の所ベストは「大いなる幻影」。
好きなんですけど去年の暮れに観た「ピクニック」が期待しすぎて。自分的にはそうでもなくて。ちょっと冷めた。あ、ちなみに画像がピクニックから。
トリュフォーとかでも感じるんだけどフランス人特有の、女性への圧倒的な興味が中央にデーンとあると言いますか。
骨の髄まで女が好きというか恋が好きというか。人生それしかないのかよ、的な。
あまりそういうテンションでない時に見るとちょいと冷めます。
でも確かに映像は説得力あるし、映像以外にも人生への達観を感じるというか。
好きなんだけど。
でも今は燃えない。別にいいやって感じ。
ああ、わざわざDVD購入したのにグワーッっとこなかったよ。
そうそう、たまたまなんですけど、
今年最初にレンタルしたのがテレンス・ヤング監督の「007 Dr.ノオ」で、今年最初に宅配のやつで送られたきたのがオードリーヘプバーンの「暗くなるまで待って」でこれも監督がテレンス・ヤングだった。宅配の方は何を注文したかいつも覚えてないので偶然。
テレンスヤングは燃えた。
オードリー見たくて「暗くなるまで待って」の次に「おしゃれ泥棒」観たけど、あれはダメだった。
あれはいかん。いかんぞ。
いくらオードリーが綺麗でもダメ。
何もかもちぐはぐだ。
オードリーのファニーなキャラクターのファニーさ加減だけを抽出しようとして一品仕上げたみたいな映画に見える。
アラビアのロレンスのピーターオトゥールもとても良くなかった。
って実は自分の作品の撮影の直前なのです…。