ノスタルジア
2016年4月21日
映画観た、的な投稿が実に久しぶりになりました。ってのも観てなかったからなんですが。今回TSUTAYAディスカスでこれ借りたまま一か月半くらい放置してました。
製作中でしたから。
といってももう制作を終えてそろそろ一か月か。スイッチを入れないとな。今切れてます。
観たのはアンドレイ・タルコフスキー「ノスタルジア」。
強烈。でもあまり語ることは出来ないかも。
単純に美しいし、圧倒的だけど、感覚的で説明的要素は無し。難解。いや難解というかストーリーを伝える演出がない。
一つの作業を広い画で延々と追い続けたり、カメラ目線ワンショットで延々としゃべり続けたり。そういうのが見る人にやさしくないかというとそんなことはなく、こういう作品で忙しいカット割りとか全くいらんでしょう。
そしてとにかく美しい。世間で言われるように水の美しさは際立っている。安い考えでつくっとらんのですよ。
純粋に表現。そう、映像表現なんですね。芸術です。
なんかこう、ああ、もっと色々知らないとな、と思わされます。
作家が何を感じているのか、
亡命する直前のタルコフスキーが作ったと考えると…。
ちなみにタルコフスキーは溝口健二好きらしいです。さすが。