作曲
2017年3月2日
最近嬉しいことに曲を作る機会が多くありまして、割と楽器触りつつ音楽ソフトいじりつつ、みたいな日が多かったりします。
よく作品のクレジットに撮影、編集、監督、脚本、とかずらずら書いてるので、まあ色々やるんですねとか良く言われるんですが、作曲って部分には疑問を持たれます。
自分のクリエイティブな活動の中で作曲というものの位置付けは実は割と特別でして。脚本より演出より映像より、作曲を早く始めているという事実。
自分がクリエイティブなアンテナが立っているかどうかのバロメーター的な感じなんですね。
別に音感とかそんなにないし、普段メロディがガンガン出てくるような才能があるわけではないんですが、作ろうと思うとなぜか必ず出てきてくれる、みたいな感じで。
自分の中の寿司職人に寿司を注文するような。
多分最初の作曲は習っていたピアノ教室のレッスンの一環。確か小学4年生。
続いて高校時代。ギターを始めコード進行のパターンを身につけた頃。さだまさしのようなフォークソングの曲を真似た感じで。
ちなみに高校時代の部活動は軽音部で、僕はメタルを好んでプレイしていたんですが。
なにぶんメタルなんぞ好きな人以外は興味ない分野なので、有名な曲のメタルアレンジなどしながら、今思えば曲の解析をしていたんですね。
そして高校も卒業間近になると、フォーク的な曲は作らなくなり、メタルもだんだん既存曲のアレンジではなく丸々曲を作るようになり。
大学に入ると曲作りは日常的になり。(メタルだけど。)オリジナルの曲でライブなどもやるようになり。(メタルだけど。)
でもバンドは、バンド内温度差であえなく解散、メンバーがいないんで当時よくあったシーケンサーつきシンセサイザーで打ち込みで曲を作るようになり。(ここでメタルじゃなくなった。)
シーケンサーで曲を作るようになってから音楽は深まっていったものの、転調の理屈がわからずダイアトニックコードの壁が越えられず、音楽理論を人について学ぶようになり(杜哲也先生に師事)そこで古典の和声なども勉強し。
だんだん作曲は自由になり始めたが、大学卒業の頃には役者に片足を突っ込むようになり。
役者の活動をしているうちに出会った女性の役者兼作詞家の方と出会い、その方の圧倒的な言葉を操る才能に乗っかり詩先(歌詞から歌を作る)で曲作るようになり。(その頃の作曲はかなりいい感じ。2001年頃)
役者の方はそんなに仕事とか舞台とかないんで自分で作曲してミュージカルとか作っちゃったりして。(ミュージカルを作ったことで演出するようになって演技ワークショップを主催するようになった)
で、ミュージカルを作る頃にパソコンを購入し、Macでの作曲に移行しLOGICという音楽ソフトを使うようになり。
PC覚え始めたことでマックについてるiMovieで映像も作るようになり。
演技ワークショップと映像作りが自主映画という形でミックスされ。当然のごとくBGMは自分で作り。その頃iMovieからファイナルカットに移行
で、自主映画作るようになってからどんどん役者な感じがなくなって、演じる人から作る人に移行していき。
色々活動が止まりかけた頃ウェブを覚えその頃ようやくフォトショやイラレを理解し、映像編集もファイナルカット一辺倒からプレミア、アフターエフェクツがメインに変わり
ついには3DCGにまで手を出し。
で、最近また色々あって曲を作る機会が増えていると。
別に俺すげーって言いたいわけではない。
でもたまに振り返りたくなるのよ。