初グリフィス鑑賞「散り行く花」
2015年9月17日
映画のことを書くのが結構久しぶりです。
しばらく製作していたので観ていなかったです。
常に映画の時間だった電車の通勤時間は極力寝るようにしていました…。製作の方がひと段落したので早速。
D・W・グリフィス「散り行く花」。
グリフィスを見るのは初めて。
漫画好きの方はグリフィスって聞くとベルセルク思い出すんでしょうけどベルセルク関係ないです。
グリフィスはイントレって呼ばれる梯子の言葉の語源となった「イントレランス」が有名ですね。観てないですが。
で、「散り行く花」。
はっきり言って勉強のために見ようとしてるんで何も期待してなかったんですが、いきなり打たれました。
作品に流れる魂の純粋さ、高潔さ。ほんとになんで?って思います。
技法としてもカットバックや回想シーン、クローズアップなどがふんだんに使われている。
クローズアップやカットバックはグリフィスが編み出したらしいですね。
すごく魅力的ですよ、ほんとに。シュトロハイムとかと同じ時代の監督だと思いますけど、シュトロハイムが執念でグリフィスが感覚ってようなイメージかもです。
あ、どっちもあまり観てないのであくまで今の印象です。
主演のリリアン・ギッシュ。罪のない美しい少女の役を見事に演じている。生涯に75年間女優をやっていたらしいです。75年ですよ。
この映画はグリフィスだけじゃなくてリリアンギッシュも重要。ヒロインという言葉はぴたりとくる。
私の中でヒロインベストワンはゲーテの「ファウスト」に出てくるグレートヒェンですかね。
ファウスト冒頭で、メフィストに魂を売り若返ったファウスト博士と恋に落ち、誤って罪を犯し、自殺してしまう少女。
そしてその後、作品最後に放蕩の限りをつくしたファウスト博士が死ぬとき、契約どおりメフィストに魂をとらわれるときに、天使となったグレートヒェンが現れてファウスト博士の魂を救うんですね。
高校時代に読んでえらい感銘を受けました。あれぞヒロイン。
関係ないすけどなんか最近色々あってものすごくへこんでいましてね。
魂の美しさにふれると、反応します。自分も魂を洗い流すような作品を作りたい。
といいたいところだけど、今はそんなことより…。
色々あります…。
ところで長らく製作していたCG作品のほう、スクールでのプレゼンが終わったらこのdaikyoji.comでも作品ページを作って公開したいと思います。
あ、しないかもしれません。でも多分公開します。
コメント
あっ、これ ↑、読んだら消してくださって結構です。
2015年9月18日07:56 | ようひ
ようひさんコメントありがとうございます!
世俗的な成功に縁がないのは確かです!
でもがんばりますよ!わかりました、上の投稿は消しておきますね
2015年9月18日09:04 | ryo-daikyoji