設定の大切さ ガンダムガンダム
2017年4月18日
設定って大事だと思うんですね。創作において。
詳細な設定が作品にリアリティを与え、リアリティが共感をよび、共感がする部分があるから心動かされる、みたいな。
ファンタジーとかSFとかホラーとか、現実離れしたような作品ではことさら大事なのかなと思う。
作り物だと思ってみるのと、それあるかも!ってみるものは全然違いますよね。
なんでそんな当たり前のことを言うかというと、つい最近ようやく「機動戦士ガンダムUC」シリーズ(OVA)を制覇したからでありまして。
機動戦士ガンダムUCはガンダムシリーズの比較的新しいシリーズ(全然最新じゃないが)で、最初の1stガンダムからの世界を共有する続編。
なんか前のブログでアニメは別に好きじゃないみたいなこと書いた気がするけど、宮崎アニメとかガンダムシリーズはちょっと別、ってことで。
いやーねもう誕生から40年ですよ。
ロボットアニメですよ。
でもまだスピンオフみたいな作品が作られて、まだ熱があるって。まだ人の楽しみになっているって。
やっぱり設定が詳細でその世界観がリアリティにあふれていたからですよねー。
富野監督は屈指のクリエイターで映画監督なんだろうなと思います。
テレビシリーズで最初に「機動戦士ガンダム」があって、それはいわゆるアムロとシャアの話で。
私はそれを観たのがリアルタイムだか再放送だかハッキリしないんですけど、まあ最初に夢中になってたのは確実に幼稚園の頃だったから放送時期と照らし合わせるとリアルタイムなのかな?
で、7年後くらいに続編の「Zガンダム」テレビシリーズが始まって。それは小学校中学年くらいだったかな。それもテレビにかじりついて観てて。
その翌年「ガンダムZZ」ってテレビシリーズがあって。それも熱心に見てまして。ああ、それが小学校4年かな。
まあ好きですZZも。プラモデルとかもめっちゃ買ってました。
その後もガンダムシリーズは続々と出続けるんですが。1stから世界観を共有したシリーズは「宇宙世紀」と呼ばれ。(まったく世界観を共有しないシリーズも沢山ある)
なぜかその続々と世に出る宇宙世紀シリーズの中で、ZZガンダムはなかったことになりつつあって。黒歴史、みたいな。
確かに毛色は少し違う感じで始まったからわからなくもないんだけど、、、
その黒歴史化が劇場版Zガンダムが10年位前?に映画化されたことによって色濃くなって。
私は単に1ファンなので、ああ残念だなあ、くらいな感想だったのですがね。
ところがそのガンダムUCが完全にZZガンダムを継承してそれもかなりクオリティが高いという。
いやなんかリアルタイムで体験していたせいか、やっぱりそれはうれしいんですね。ファンとして。
観終わって、やってくれたじゃん、て思います。
ZZガンダムで個人的に一番面白い要素はエルピープルというキャラクターの可愛そうな人生、だったのですけど。
ガンダムUCはそこを回収してくれてるんですねー。マリーダさんていうとっても可愛そうなキャラクターが出てくるんですよ。それがまた泣けるんですわ。
もうね、ただのファンのオッサン化してますよ。
いやー観たことない人は順番にみてほしいなあ
このガンダムUCは 福井晴敏さん原作で、監督もガンダムシリーズ生みの親である富野監督じゃなくて。
ある意味そこが良かったのかもしれない。
多分、こういう二次創作的な発想から作品への昇華って富野監督はやらないだろうから。
いや二次創作っていっても、もちろん素人的なやつじゃなくて完全に作家によるゲージツでっせ
まあねここまでシリーズ重ねると、スターウォーズとかJOJOとかもそうだけど、設定だけで面白いってところあるんですよね。
もちろんストーリーが大事なんですけど、その世界観そのものを楽しむ、という楽しみかたもありますよね。
やってみたいですね。完全にシリーズものとなりうるような世界観を持つ創作物。最近色々始まってまして、報告したいなー