龍・ドラゴン
2015年6月18日
龍の話です。
過去にかなりスケールの大きな企画に関わっていまして。
日本神話を元に映画を作ろう、と。
助監督の仕事で知り合った方との何気ない会話の中で卑弥呼や邪馬台国、または天照大神、天皇家の話題で盛り上がって、じゃあ映画にしよう、となりましてね。
話は雪だるま式に大きくなり超一流撮影監督や有名脚本家も巻き込みガチで制作体制へ向かい。。
神話や伝承を徹底的に調べることになり、全国の神社を回ることになり、なぜか中南米まで行くことになったりしたんですね。
まあ映画自体は無くなったんですけど。不況で。
で、結果いろいろ知識も付きましてね。
結論から言うと、龍はいるんだ!と。
あ、そうじゃなくて古代、龍や蛇があがめられているケースが多い、と。
例えば卑弥呼とも卑弥呼の宗女トヨとも比定されている奈良県桜井市箸墓古墳に眠る倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)は。
三輪山の「大物主神」という存在の妻ですが。
その三輪山の大物主は蛇なのです。
倭迹迹日百襲姫命な力のある巫女だったらしいのですが、蛇の神様と夫婦だったのです。
歴代の天皇はその三輪山の神をとても恐れていました。
卑弥呼の旦那さんが蛇の神様だったかも、なんてちょっと胸熱。
または。初代天皇・神武天皇の親に当たるウガヤフキアエズは神話の山幸彦と豊玉姫の間の子ですが。
豊玉姫は出産の際ワニ(古事記のワニは一般にサメだともされているが、サメにも龍の意味がある)の姿になっています。
豊玉姫は海神・綿津見神(ワダツミ)の娘でありまして。
綿津見神は龍です。海の神様ですから。(ぽせいどん?)
それと、猿田彦っていう神様知ってますか?
綿津見は猿田彦とされることもあります。猿田彦も龍なのでしょうか?
古事記日本書紀で猿田彦と八岐大蛇の描写は非常に似ています。(暇な人調べてみて)
八岐大蛇はまんま龍ですからね。
もし綿津見=猿田彦だった場合。
猿田彦の妻はアメノウズメ。アメノウズメは神がかりな踊り子。
アメノウズメは龍の奥さんということに。
神がかり × 龍
倭迹迹日百襲姫と大物神と同じパターンじゃないですか。
ちなみに猿田彦大神は太陽神としての性格をもっています。そして太陽神と言えばやっぱり天照大神(アマテラスオオミカミ)。
一般的に天照大神は女性とされていますが、本来は男性神であったのではないか、との説も根強かったりします。
天照大神が男性だった場合、猿田彦ではなくニギハヤヒという人物(神様?)が比定されます。ニギハヤヒさんの本名はアマテルクニテルヒコアメノホアカリクシタマニギハヤヒノミコト。長い。
ニギハヤヒさんは実は三輪山の蛇神様である大物主とされることもあります。
そしてニギハヤヒには市杵島姫というお相手がおりまして。
市杵島姫はいわゆる弁財天。七福神の。ちょと巫女っぽいし芸能の神ってことでアメノウズメっぽい。
弁財天は龍と結婚したという伝承が多くあります。
また龍 × 巫女
古代日本において龍のような存在と巫女の出会いがあり、その結びつきが日本を作ったのかもしれません。
そしてそれは引き離してはいけないものなのでしょう。
そしてやはりそのテーマでいつか。作品作りたいなあ。
また、世界的にも古代、龍や蛇のような存在が、崇められていたようです。
中南米なんかでも、龍は文明を与えた神だったりするのです。
翼の生えた蛇、という意味のケツアルコアトルとか聞いた事ありますでしょうか
マヤ文明(3DCGのMAYAじゃないよ)ではククルカン。文明をもたらした神は蛇です。
人類最初の文明、シュメールに文明をもたらした存在は、海からやってきました。半魚人のような存在だったとされています。
ボリビアのティワナクや、マヤの遺跡にはプールがついていることが多いです。実際に現地で見ました。半魚人の神様用だったりしてね。
龍とこじつけること出来そうじゃないすか?
そして。
マウリツィオ・カヴァーロ氏
マウリツィオ・カヴァーロはいわゆるコンタクティーで異星人とのコンタクトを取っているいいわゆるコンタクティです
で、その宇宙人情報ですと、人類は水生の爬虫類や両生類のような存在から進化したということ。
これはマウリツィオ・カヴァーロの信憑性にかかってきますが、興味のある方はググレばいいと思います。
そしてアクア説なるものもあるわけです。水生類人猿説です。人類はある一時期海にいたのではないか、という。
皮下脂肪の存在、薄い体毛などはその証拠となり得るそうです。おら知らんがね。
私たちが気をつけなければいけない放射能の問題、ヨウ素も関係してまして。ヨウ素を甲状腺に吸収してしまうのも、人類が海に居た名残という話もありますね。
ヨウ素は海に豊富にあるそうで。
というわけで。あると思うんですね。龍。
さらに少し。これは作家の高橋克彦さんのエッセイに載ってた説ですが。
世界中で龍と対になっているのが牛であると。
何気に牛が神となっているケースはたくさんあるのです。龍のように。
黄金の牡牛、みたいな表現で。
龍を神とする側と牛を神とする側の対立があるんだとか。
確かに八岐大蛇を退治するのは牛頭天王とされるスサノヲだし、ドラゴンが悪とされる西洋では牛が神になっている事が多いですね。
他にもたくさんあります。
私見では牛とは。
人類に経済をもたらした神です。モロクという神。
実際に牛の姿をしています。経済の神です。経済の重要な拠点には牛の像があったりします。
モロクはミロク、ミトラ、と同体かもしれません。バアルとは同じ神です。
そしてそれらは拝火教の神です。
拝火教は光転じて火を崇める宗教。あらゆる宗教の原型です。
ゾロアスター教が有名ですがミトラ教が拝火教の原型です。
日本でも斉明天皇のあたりの宗教は仏教のようで拝火教だったとか。
古代イスラエルが二つに分裂した原因はモロク信仰を支持するかしないか、だったとか。
モロクと同じかも知れないミロクは弥勒菩薩。弥勒菩薩は有名だし知ってますよね。
初期の仏教とは拝火教なんじゃないかと。
ミロクはミトラ教のミトラですから。マイトレーヤです。
物部と蘇我の戦いは龍(物部・神道)と牛(蘇我・仏教)の戦いだったのかも、と思うと中々…。
画像は全部ネットからの広いものです。勝手に引用してすいません。
本文はかつて自分がアメブロに投稿していたものを改変して再投稿しました。アメブロは消去済みなので
コメント
ようひでーす。龍、牛、猿田彦、この3つに関して、僕の思うところを少し。
まず「三輪山と蛇・龍」ですが、
たとえば、僕の1番好きな熊野神社、あそこの山は、天狗霊系だと思うんですね。
どういうことかと言うと、修行者を霊的世界から見守る存在として、天狗っていうのがいるんですが( 幽霊も見える人には見える存在ですが、それと一緒です。)、
三輪山っていうのは、その龍バージョンなんじゃないかなぁと。
龍ってなんなのかと言うと、
人間界の上に天界ってあるそうなんですが、その天界の1番下の階層の第一天界の中に、龍神の世界があって、
神通力を使って、作物などの豊作をもたらしたり、そういう徳をたくさん積んだ人が行く世界があって、その龍神が住みついているのが、三輪山とかなんじゃないかなぁと。
ちなみに、この第一天界の中に、持国天という世界があって、ここは、国の王や会社のリーダーとなって、多くの人を守り、幸せにした人たちが行く世界と言われています。
そして、ここの神々のことをガンダッパ( 鳥の神 )とも言うそうなんですが、この鳥の神というのは、芸術の神、特に音楽の神とも言われていて、芸術や音楽が特に好きな人は、この持国天と縁が深いそうです。
もう気づいたと思いますが、りょうさんとあの人の縁はここが関係してるのかもしれませんね。(o^^o)
続いて、猿田彦。
猿田彦に関しては時間がなくなってきたのでサラッと。
この神は、インドの「 ラーマーヤナ 」に出てくるハヌマーンが元なのでは、と思います。
ハヌマーンは、猿なんですね。インドではとても人気がある神です。
最後に、牛。
たとえば、今は水瓶座の時代なんて言われ方をしてますが、これは、地球の誕生から滅亡までをだいたい2000数百年周期で区切って、その一つ一つに星座を当てはめて考えていくものですが、
水瓶座の時代の一つ前が魚座の時代で、その前の前が牡牛座の時代なんですね。
この牡牛と関係があるんじゃないかと。
古代ヒンドウー教では、牛を崇めていたとも言われてますし。
こんなところです。
2015年6月19日09:24 | ようひ
ようひさん
コメントありがとうございます!
マニアックぶりにみがきがかかってますね!さすがです。
「ところでりょうさんとあの人」のあの人とは誰っすかね???
持国天って意識したことないですけど、自分鳥かってますし、縁があるのかもしれませんね。
2015年6月19日09:37 | ryo-daikyoji
ハヌマーンは、太陽神でもあるラーマに付いて、ラーマを手助けする存在なんですね。
2015年6月19日10:27 | ようひ
あの人とは、奈良さんのことです。^_^
2015年6月19日10:29 | ようひ
奈良さんですか!
並べてもらえて光栄です。
2015年6月19日10:50 | ryo-daikyoji