Eyes Wide Shut観た
2016年5月5日
ちょっと映画観てる余裕ないんですけど。
電車の中とかでちょこちょこ観ています。
ここ最近一番の衝撃は「インターステラー」だったのですけど、この間シャイニングを久しぶりに見て、キューブリックの観てないやつ制覇しようと思い、いきなり遺作「アイズ ワイド シャット」観たら。
やられました。
評判は良くないですけどね。レビューサイトとか見ても。(自分結構映画観終わったあとレビューサイト見るんです。中には面白い見方をしている方もいるんで。)
自分的にはクリティカルヒット。しびれた。
見られる感想のほとんどは「ニコールキッドマンが美しい」とか「エロスとか官能」とか「男の欲望」とかそんなキーワードばかり。
俺違うと思うんすよね。これ。
もっと本質的な部分に触れて描いてると思うすよね。決してエロスや官能とかを描いた作品じゃない。
欲望から突き放して性の部分を観てるというか。フルメタルジャケットとかも戦争を通して人間の核心をついた表現をしてたけど、これもそういう恐ろしいほどの人間描写だと思うんですよね。
芝居も最上級に面白い。トムクルーズの駆け引きの芝居、好きですね。ああいうのほんとすき。前半のトムクルーズとニコールキッドマンのイデオロギーをぶつけ合うような論戦はまるでガンダムだったけど。
キューブリック、今更ながらほんとにしびれる。とりあえず全部観ておこう。
ええ、わかってますよ。映画作りたい人間がキューブリックを全部観ていないことの愚かさ。でも観てない事実は事実だし一本一本観ていくしかないでしょ。